金堂
昭和10年(1935)
入母屋造
本瓦葺
間口20m余
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朱と白が映える、
古刹の心臓部
金堂は、神護寺境内の中心、長い石段を上った先にある、入母屋造・本瓦葺の大建築で、大棟には大きな鬼瓦が据えられています。


朱塗りの柱と白壁が桜や紅葉の木々の間に映え、四季折々に古刹の本堂にふさわしい風格を見せています。




堂内では、柱や蟇股に極彩色の宝相華文が施され、中央を内陣とする空間に須弥壇と厨子を据え、国宝・薬師如来立像を本尊として安置。
その両脇にも多くの諸尊が並びます。





昭和時代初期に再建されたこのお堂は、近代仏堂建築の粋を示すものとして高い評価を受けています。

厨子
仏像や舎利,経巻などを納める仏具。

昭和時代
第124代天皇・昭和天皇の在位期間に対応する日本の時代区分。1926-1989。
須弥壇
仏像等を安置するための壇。

宝相華文

蟇股
二本の水平材の間に置かれ、カエルが股を広げたように曲線状に左右の両裾が広がった部材。また鏃(やじり)の形状のひとつである刃先が二股に分かれた雁股(かりまた)から転じたともいわれる。

鬼瓦
屋根の大棟や隅棟の端に据えられる装飾瓦。鬼の顔や霊獣などをかたどり、雨風から建物を守る実用性と、魔除けや権威の象徴という意味を兼ね備えている。

大棟
屋根の頂部にある主要な棟で、構造と装飾の中心。寺社建築では信仰的意味も持つ。

本瓦葺
平瓦と丸瓦の二種類の瓦を交互に重ねて並べる方法で、六世紀末に日本最初の本格的寺院として飛鳥寺が建立されて以来の歴史ある葺き方。

内陣
寺社の内部で、神体または本尊を安置してある奥の間。
入母屋造
母屋を切妻造とし、その四方に廂を葺き下ろして一つの屋根としたもの。

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