重要文化財
日光菩薩/月光菩薩立像
平安時代
木造素地
金堂安置
像高151.4cm(日光菩薩)、 150.3cm(月光菩薩)
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日光の陽、月光の陰
二つの光が成す
調和のかたち
神護寺本尊・薬師如来立像の両脇に立つ日光菩薩立像・月光菩薩立像は、本尊とともに9世紀の作と考えられます。



宝冠をかぶり、天衣をまとって蓮華座に立ち、日光菩薩は太陽を、月光菩薩は月を蓮の茎に載せて持ちます。





いずれも、もとは一木造ですが、日光菩薩は腰から下、月光菩薩は膝から下に当初の部分が残り、それ以外は後の時代に補われたものです。


下半身にはやわらかく穏やかな彫りが施され、表面もなめらかで、本尊の引き締まった表現とは好対照をなしています。
平安初期の仏像彫刻の貴重な遺例として、今日まで大切に伝えられています。



宝冠
仏像や菩薩像が頭部に着ける装飾的な冠。菩薩像に多く見られる。

蓮華座
蓮の花を真上から見たモチーフに仏像を安置する台座。最も普遍的な仏座。

天衣

一木造
像の頭部と体部の主要部を1材から彫り出す木彫の技法のひとつ。
月光菩薩立像
薬師如来の脇侍。如来の右に配され左の日光菩薩に対する。月の光を象徴するという菩薩。

日光菩薩立像
薬師如来の脇侍。如来の左に配され右の月光菩薩に対する。太陽の光があらゆる闇を照らすように,輪廻の闇を照らして衆生を救済する徳をもつとされる。

平安時代
桓武天皇の平安遷都(794)から鎌倉幕府の成立(1185)まで約400年の間、政権の中心が平安京(京都)にあった時代。ふつう初・中・後の3期、すなわち律令制再興期・摂関期・院政期(末期は平氏政権期)に分ける。平安朝時代。
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