重要文化財

乾漆薬師如来坐像

奈良時代
木心乾漆造漆箔
1躯
像高68.3cm

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乾漆薬師如来坐像

小さな躯に宿る、
奈良時代の
祈りと超越

この尊像は奈良時代に造られたもので、像高は68.3cmと小ぶりながら、強い存在感があります。
芯になる木を組み、麻布と漆を何層にも重ねて形を作る「木心乾漆造」という技法で作られており、奈良時代に広く用いられました。

左手に薬壺を持たない古い形式の薬師如来像で、切れ上がった大きな目、長く垂れた手、波打つような衣のひだなど、誇張された表現が特徴です。
こうした造形には、現世の願いをかなえる密教的な超越性を示す意図があるとも考えられています。

像の伝来は不明ですが、神護寺がこの地に移る前の高雄山寺に由来する可能性があり、長い歴史を物語る貴重な遺仏です。

MOVIE

一歩近づくように、映像で味わう。

乾漆薬師如来坐像の魅力を、ナレーションとともに紹介する映像です。映像を通して、その魅力をさらに深く感じてみてください。 

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